アメリカの今の職場で、夫や自分の仕事が思うようにいかず、辛い思いをしている時、隣の席の中国人から、よく心無い言葉を受けていました。
内容は、だいたい、
「日本でどうだったか知らないが、ここではここでのやり方で進めないと痛い目を見る。早くそれに気づけ。」
という感じ。
「心無い」と思っているのは自分だけで、相手は全てよかれと思って批判してくるわけです。
そうは分かっていても、負荷がかかりすぎて余裕がなくなっている自分には、いずれもカチンとくる言葉ばかりでした。
夫を非難された時には悔しくて眠れなかったり、実際に言い返したりしたこともありました。
けれども、それで事態が改善する事はなく、自身の心が鎮まる事はありません。
相手は、私を傷つけた事は分かったと思いますが、決して謝る事はないので、
「自分が悪いとは思っていないし、これからも思う事はないんだな。」
と感じていました。
そのうち、話しかけられる事に怯え、自分の席にいられなくなりました。
彼女が出勤する前に部屋に入り、荷物を置くとすぐその部屋をでて別の場所で作業します。
自分の机に戻るのは、帰る時に荷物を取りに戻るだけ。
そこで「Bye」と言うだけが精いっぱいでした。
出勤時も、「部屋に彼女がいるかもしれない。」と思うだけで、心拍数が上がり、冷や汗がでるように。
まともな生活ではありません。
そんな時、友達と話していて勧められたのが、この本です。
タイトルにあるように、
「自分ばかり言われた内容を気にしていても、相手は全く気にせず、パフェとか食ってる」
まさにその通りだと思います。
この他にも、
「良い人/悪い人は、自分にとって "都合の" いい人/悪い人」
「嫌な人を想っているって事は、心に住まわせてその人のために家賃を払っているのと同じ」
「上に投げたボールのように、悪い言葉は全部自分に返ってくる」
etc....
うんうん、と思わず相槌をうってしまうような内容が、著者らしい言葉と可愛い絵で綴られており、
読んでいてかなり楽になりました。
今も決して楽な状況ではないので、定期的に読み返して自身を立て直すようにしたいです。