後悔しない超選択術

後悔しない超選択術(DaiGo)

超選択術

選択に正解はない。
 ”最高” の選択を探すのをやめ、 ”十分” な選択肢を探す。

それが、「後悔しない」選択術というタイトルに表されていると思います。

 

私は元々クヨクヨしがちな性格なのですが、結婚してからしばらくはその一面がフェードアウトして、一日一日を楽しめるようになっていました。

けれども渡米し、家族や仕事の事などの負荷がかかって、毎日がしんどくなってくると、

「もっと前に〇〇していれば・・・」

「別の△△を選択していれば・・・」

等、自分の今まで選択してきた事を否定し、「タラレバ」の言葉が頭に浮かんでくるようになりました。

 

これはあかんなーと思いながらも、そのような考えが浮かぶのを止める事はできず、抜け出す方法を探すためにこの本を読みました。

 

この本は5章から成りますが、最も印象に残ったのは、第1章の

「意思決定のスタイル」

という内容です。

 

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意思決定のスタイル

アメリカの研究チームの報告をもとに、著者は「意思決定の5つのスタイル」について紹介しています。

合理的スタイル

選択肢に対して論理的に分析、比較し、合理的に選択するタイプ。

意思決定に時間がかかるが、条件がそろっていればブレずに選択できる。

直観的スタイル

自分の直観を重視するタイプ。

意思決定は早いが、悩み始めると時間がかかる。

依存的スタイル

他人のアドバイスに耳を傾け、判断の材料にするタイプ。

難しい決定程他人任せにする傾向にある。

回避的スタイル

意思決定を先延ばしにしようとするタイプ。

優柔不断になりがち。

自発的スタイル

選択スピードが速く、決断力がある。

データ比較などよりも決定そのものに重点を置き、あとで後悔することも。

 

この中で最も後悔しにくいのは、「1.合理的スタイル」ですが、大切な事は、自分の選択スタイルを知り、どうすれば後悔しないようになるか対策をたてられるようになる、という事です。

自身を省みると、私自身は2と3のタイプ、夫は1のタイプだと思います。

マキシマイザーとサティスファイザー

選択して得た結果をどう受け止めるかについても2つのグループに分かれ、それぞれ

「マキシマイザー(Maximizer)」

「サティスファイザー(Satisficer)」

と命名されています。

 

英語表記で考えると「サティスファイサー」という方が正しいように思います。

ちょっと気になったので調べると、語源はアメリカのノーベル賞受賞者Herbert A. Simonの論文(Simon, H.A, 1956)のようです。

Maximizer

いつも最高の結果を求め続けるタイプ

Satisficer

最高でなくとも、ある程度の結果で納得できるタイプ

またまた自身を省みると、自分は1、夫は2のタイプに分類されると思います。

詰まる所、私は元々かなり後悔しやすいタイプなんだなー、というのが最初の感想です。

ただし、選択スタイルのタイプと同様に、大切なのは、自分がMaximizer的な性格である事を自覚し、「ではどうすれば後悔しないようになるか。」という対策を立てていく事です。

第2章からは、実際に後悔しない選択をするためのノウハウが紹介されています。

ざっと触れると、

  • データなどの客観性を重視する。
  • 自分のなかで第三者を置いて、その立場で考えてみる。
  • その選択の結果(未来)を想像する。
  • 健全な選択ができる習慣を身に着ける。
    • 難しい選択は午前中に。
    • 不安を取り除く。
  • 選択を鈍らせるバイアスを知る。

これらの習慣を自分のものにするにはちょっと時間がかかりそうですが、できそうな部分から少しずつトライしていこうと思います。

 

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