マンガでわかる デキる人は「数字」で伝える

マンガでわかる デキる人は「数字」で伝える(深沢 真太郎)

デキる人は数字で伝える

数字は世界共通のコトバ

 

私は、PIから、

「だいたいどれくらいなの?
何%とか、ザックリでいいから数字を教えなさい。」

とよく質問されます。

 

最初はその質問にうまく答えられていませんでした。

最近は、本当にざっくりと、

「だいたい20%くらい」

などと答えると、すんなり事が進みます。

その時のPIは、具体的な数字は一切求めていなくて、

大まかな概念を知って、頭の中でイメージしやすくしたいだけなのです。

この

「だいたい〇〇くらい」

という数字の出し方は、パーセンテージだと概ね出せるようになってきましたが、

絶対値だとまだまだ難しいと感じています。

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本書のあらすじと感想

この本の主人公の場合は、

ある企画でプロジェクトリーダーを任され、企画書を提出するものの、

「おまえのポエムに付き合っている暇はない」

と突き返されます。

彼女が、インパクトや見目に力を入れるだけで、

数字を使って表現できていなかったため、

他の人にイメージが伝わらない企画書になってしまっていたのです。

 

皆が理解できるコミュニケーションは「数字」

けれども、実際に数字がでている場合は良いですが、

数値化されていないものを数字で表すは、イキナリは難しいです。

日頃から、数値化できないものを数値化して、トレーニングしておく必要があります。

 

漠然としたモノを「量」に置き換える魔法のコトバ「仮に」

あるカフェに入ったとき、

「そこの1日の平均売上高はいくらか?」

と、問題を出されたとします。

この問題に対して、

朝、昼、夜のマスに分け、

さらに店内客、持ち帰りに分け、

それぞれどれくらいか、

を現在の状態等から、それぞれ「仮」の数字をおいて、計算していきます。

すると、ザックリとした数字がでてきて、

おおまかなイメージがつきやすくなります。

 

この話を読んでいるとき、以前、家族でサーカスを見に行った時の事を思い出しました。

サーカスが始まる直前、隣に座っていた夫が、

「このサーカスの収益はどれくらいかな?」

と聞いてきたのですが、その時の私は、

「え?そんなのわからない……」

と思考停止に陥りました。

 

その時の彼は、

「この列が10席あって、1ブロックに10列あって、全体で12ブロックあって、大体満席だから、1200人……1人あたり25ドルだから、30,000ドル……

1日4回あって、今日は休日だけど、平日は半分くらいと考えて……

あと、動物の飼育費が……

移動費が……

場所代が……」

と、ザックリと計算を始めました。

最終的に収支がどれくらいだったか覚えていないのですが、

「そうやって概算するのか。」

と驚きました。

 

一桁、二桁違うと、結果がガラリと変わってしまうので、

できるだけケタ数は合わせたいところ…

 

 

本書では、電車の中や、移動時間など、毎日あるスキマ時間を使って「定量化」のトレーニングをするといいとのこと。

たとえば、電車に乗っている人数とか、機能自分が上がった階段の数など……

普段から、仮にを多用して、ザックリと概算するクセを身に着けておきたいと思います。

 

他にも、

  • グラフは、自分の為でなく、相手のために使用する
  • 良いプレゼンは ”数学的” である
  • プレゼンの黄金比は「数学」が9割、「ハート」が1割

など、

相手の頭の中に、自分と同じイメージを持ってもらい、相手のこころに届く伝え方などが紹介されています。

常に頭に入れた状態で、プレゼン資料を作っていこうと思います。

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