あらしのよるに

あらしのよるに シリーズ(きむら ゆういち/あべ弘士)

あらしのよるに

 

わたしの大好きな「あらしのよるに」シリーズ。

子供達にも読んでもらいたくて、長男が7歳になった日に購入し、

寝る前の読み聞かせの時間に、子供達と一緒に読んでいきました。

 

長男は面白いといって、その後自分でも読んでくれたのですが、

当時5歳の長女は「ちょっと怖い。」

2歳の次男は「よくわからない。」

といった感想。

 

確かに、かなりハラハラする内容ので、

そのあたりが小さい子たちには

「怖い」と感じるかもしれません。

 

主人公達の立場の複雑さを理解できるようになるのは、

小学生くらいからかと思います。

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あらすじ

ある嵐の夜、雨風を避けるために二匹の動物が真っ暗な山小屋へ逃げ込みます。

一匹はオオカミのガブ。

もう一匹はヤギのメイ。

 

二匹は、お互いがオオカミとヤギだとはわからないまま、友達になります。

 

その後、別の日に待ち合わせた場所で

お互いが

「捕食者」「被食者」の関係である

「オオカミ」「ヤギ」

だとわかるのですが、

二匹は、お互いに何かを感じ、

そのまま友情を育んでいきます。

 

しかしながら、

 

ガブは

「ヤギを食べたい」というオオカミの本能との葛藤や、

ヤギを食事としかみていないオオカミ仲間から、メイをどう護るか。

 

メイは

「もしかしたら自分の事を食べようとしているかも」

という疑いの気持ちに対する罪悪感や、

「自分たちを食べにくるオオカミとつきあうなんて」

というヤギ仲間からの批判にどう対応するか。

 

ただ、お互いの友情関係を続けていきたいだけなのに、

オオカミとヤギという立場の違いによって、様々な困難が襲いかかります。

 

果たして、ガブとメイは、

あらしのよるから始まった友情を、

続ける事ができるでしょうか・・・

 

ハラハラの連続ですが・・・ラストは、超感動です。

 

 

 

 

 

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