以前ドラマ化されたこともある、「夢をかなえるゾウ」。
内容は聞いていましたが、自分で読んだ事はありませんでした。
最近、4巻が発売されたと知り、
これを機会に1巻から読んでいきました。
一言で説明すると、
「小説仕立ての自己啓発本」
となるのですが、
そんな言葉ではこの本の良さは伝わらないな、
と思うほど、中身のある内容でした。
ストーリー
舞台は、とある独身サラリーマンのアパートの一室。
彼は、
「人生を変えて、人が羨むような生活をしたい」
と願いながら、
底辺ではないけれども決して上ではない
現実の自分に泣く、
という生活を送っていました。
そこに現れたのが、
ゾウの顔と4本の手、メタボなお腹が特徴的な
「ガネーシャ」
と名乗るインドの神様。
主人公は、ガネーシャと契約を交わし、
彼の出す課題を一つずつこなしていきます。
その度に、主人公の中に少しずつ変化が現れ始め…
感想と私のアクションプラン
一つ一つの課題は
それこそ世の自己啓発本に記載されているものばかりですが、
- 小説仕立てになっているので頭に入ってきやすい
- わかっていてもなぜ実践できないのかをガネーシャがずばりと言ってくれるので、具体的にどう行動すべきかイメージしやすい
ところが、他の自己啓発本と一線を画すように思いました。
実際、ガネーシャも、
「『秘訣』もなにも…(中略)…ここに書いとるで。」
と言って、主人公の本棚から付箋だらけの本を取り出します。
つまり、
「私達は、自己啓発本を読み漁り、
自分の人生がよくなる秘訣を
知った気になって 終わる事がほとんどで、
実際には何も行動せず、人生が変わる事はない」
という事実を、何度も諭してくれます。
それを、行動はとてもだらしないながらも、
非常に説得力のある言葉で
主人公…とこの本を読む私達に語りかけてきます。
私も一つ一つ実践していこうと思いますが、
まず最初に
「自分の長所と短所を身近な人に聞く」
という事に挑戦してみました。
メモを持ち、
職場でよく話す人に
「私の良いところと悪いところ」
を聞いてみました。
「次までに考えておく」
と言われ、
その場で答えは得られませんでしたが、
次はもう少し答えをくれそうな人にアタックしてみようと思います。
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