ADHDお子どもたちをサポートする本

ADHDの子どもたちをサポートする本

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★★★

最近、長男(10歳)が注意欠陥・多動性障害(Attention deficit hyperactivity disorder, ADHD)の要素を持っているんじゃないかと思うようになり、

ADHDについて勉強するため、この本を読みました。

ADHDとは

ADHDとは、自分の行動をコントロールすることが苦手な特性のある、発達障害の一つです。

特性としては、大きく下記3つになります。

不注意

忘れやすく、整理整頓が苦手。

忘れ物やなくしものが多い。

多動性

授業中のような状況でも、体を動かし続けてしまう。

また、自分の話したい事を思いつくままに喋り続けてしまう。

衝動性

何かしたいことがあると、状況の如何に関わらず行動してしまう。

言動に移す前に一度踏みとどまって考える事が難しい。

 

この本では、

まず子供のADHDの特徴を、

    • 乳幼児期(0–5歳頃)
    • 児童期(6–12歳頃)
    • 思春期・青年期(13–25歳頃)

に分けて説明しており、

その時に周りが取りやすい反応と、

本来とるべき行動

等が解説されていました。

 

そして、受診の方法や、学校・家庭でできるサポートが紹介されていました。

内容はとてもわかり易く、

可愛らしい図もふんだんに入っているので、理解しやすかったです。

私自身は、もう少し詳しい内容も知りたかったので、

別の本も読んでみようと思います。

息子について

私達の長男は、元々

    • 同じ内容で注意されることが多い
    • 注意されても、注意されているポイントをあまり理解していないように見える
    • 片付けが苦手
    • 忘れ物が多い

という性格がありました。

 

小さい頃から、得意な折り紙やルービックキューブなどで遊ぶ姿をみて、

空間認知能力は高いという印象はありましたが、

 

一方で、興味のない科目の宿題などはなかなか集中して取り組めず、

すぐに歌を歌ったり、

ひたすら奇声(?)を発する、といった、

ちょっと変わった性格を持っているように感じていました。

 

また、これまでにも何度か取り上げましたが、

COVID19でパソコンが生活や授業に必須となると、

オンラインゲームに夢中になり、

何度注意されても授業中にゲームをしてしまう、

という困った状況に陥ってしまいました。

 

本人も「悪い事」だとはわかるようで、

注意されるといつもすまなそうな顔で謝るのですが、

その数分後に同じ事をしてしまい、

指摘されると、

「あ。。。忘れてた。」

という答えが返ってくるのです。

 

このような性格のため、妹弟と比べると明らかに注意される回数が多くなってしまいます。

また、ここ半年は、「高学年+オンライン授業」の影響で

本人の宿題 etc. のノルマが増えているため、

座って勉強するための声掛けが、今まで以上に増えています。

 

学校生活は今まで普通に送れていたようだし、

成績が悪いということもなかったので、

今までは「注意されるポイント満載」という本人の性格だと思っていました。

 

けれども、最近の様子をみていると、

本人の心がけではどうにもならず、

本人も困っているように感じ、

彼は軽いADHD(不注意優勢型)なんじゃないかと思うようになりました。

 

この本を読み、その気持ちは強くなっています。

 

もし彼がADHDであれば、

両親である私達は、言動面で色々心がけるべき事があると思います。

診断がつかないまま、注意される回数が多い、という状況は、本人にとって辛いはずです。

 

また、軽度のADHDの場合は、学校生活には支障がなくても、

大人になり、自立して働き始めてから、

仕事がこなせず悩み、そこで初めてADHDがわかる、

というケースも多いと聞きます。

 

早いうちに診断をつけ、

ADHDについての知識を身に着けておいた方が、

後々起こるであろう、いくつかのトラブルを未然に防ぎやすく、

ADHDとうまく付き合いながら仕事ができるんじゃないかと思います。

この本から受けたアドバイス

この本では、

1. ADHDの場合、周囲から認めてもらえず、自尊感情が育たなくなることが多い

2. 子供の自尊感情を高めるために、

      • 一方的に叱らない
      • よく褒める
      • 成功体験を積ませる
  •  
  • 3. また、注意する時は、
      • 時間が経ってから注意せず、その場で注意する
      • 感情的に怒ったり人格を否定したりしない
      • 説教に時間をかけない

などのアドバイスが書かれていました。

 

いずれも通常の子育てで気をつける事ばかりですが、

ADHDの子供の場合は、叱られるポイントがどうしても多くなってしまうので、

通常よりもさらに心がける必要があるようです。

今後の方針

息子がADHDかどうか、診断をつけて専門家から必要な指導を受けるため、

最初はペンシルベニアこども病院のADHDスクリーニング検査の受診を検討しました。

 

けれども、今年の春、彼に対するGifted programの案内が来た時、

「Gifted Childrenの中にADHDを持つ子ども達がいることがあり、

その子達はADHDの特徴のために不当な評価を受ける事があるので、

それを調べる事もプログラムの検査項目に含まれる」

と説明を受けたことを思い出しました。

 

折しも、最近、息子の通う小学校が部分開校となり、

Gifted programのカウンセリングを再開する、

という連絡を受けました。

 

そこで、

息子がADHDか、ちょっと不注意の要素が強い子供というだけか、

まずは小学校のスクールカウンセラーに相談して、長男を診てもらうようお願いしました。

 

まだカウンセリングは再開されていませんが、

長男が適切なカウンセリングや検査を受け、なんらかの診断がつくといいなと思います。

 

また、診断がつかなかったとしても、

ある程度の「傾向」はあると思うので、

この本以外にもいくつか本を読み、

彼の適正に合った環境を提供できるよう、

私も勉強していこうと思います。

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