良心をもたない人たち

良心をもたない人たち(マーサ・スタウト著/木村博江訳)

良心をもたない人たち

先日、「隣のサイコパス」を読んで(こちら)、本棚にあったこちらの本を改めて読み返しました。

この本は、「サイコパス上司」によって疲弊した同僚から、

「サイコパスについて知識をつけておいた方がいいよ。」

と勧められて読んだ本でした。

 

本書でも、好社会性サイコパスについて紹介されていますが、

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「良心とは何か」

というテーマを元に、

3人の「良心をもたない」好社会性サイコパスを描写しています。

 

良心をもたなければ、

私達は良心の制約から完全に解き放たれ、

罪悪感なしになんでもしたい放題にできる・・・

そんな人たちはどんな人生を送るのでしょうか。

 

本書では、

  • IQが高く上昇志向が強い場合
  • 野心家だが知能はそこそこの場合
  • 暴力的な場合
  • 寄生虫的な場合

等、様々な場合で送る生活が異なる事を、

1人の「良心をもつ人」

3人の「良心をもたない人」

の例を紹介しながら、解説しています。

 

アメリカ人の25人に1人がこの「サイコパス」だと記載されていますが、

日本を含めたアジア諸国ではこれが100人に1,2人と減少するそうです。

遺伝的素因の違いもあるかもしれませんが、

「個性を尊重する」西洋文化に比べて

「良心と和を重んじる」東洋文化の環境によって、

サイコパス気質をもつ人が他人を尊重する文化を学び、

自身の気質を抑えられているのではないか、と考察されています。

感想と私のアクションプラン

アメリカにきてから、今のところ

「この人はサイコパスだ」

と感じる人には出会っていないのですが、

Giver/Takerの「Taker」だな

と感じる人はいます。

 

言語と文化の違いが壁となって、そんなに深くつきあっていないので、

よくわからないだけかもしれません。

 

以前の教訓(こちら)を忘れず、引き続き注意していきたいと思います。

 

 

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