アメリカに来て、特に必要性を感じたのが、「phrasal verb(句動詞)」です。
句動詞は、「put off(延期する)」のように、「動詞」+「前置詞」で構成され、1つの動詞として使用されるもの。
「postpone」と1単語の動詞で表すよりもフランクな感じがして、自然な感じがします。
そこで、いくつか句動詞の本を買って読んでみましたが、個人的にはこの「Phrasal Verbs in Conversation」が一番使いやすいと思いました。
Phrasal Verbs in Conversation の特徴
各単元がビニエットを元に構成されている
この本で一番気に入っている部分は、覚える単語をアルファベット順などで羅列するのではなく、実際にその単語を使ったビニエットから始まる点です。
例えば、「恋人と別れた」「旅行計画」「職場での1場面」etc. それぞれ1,500単語くらいのビニエットがあり、そこで登場した句動詞を学んでいきます。
その句動詞が使われている状況をイメージしながら覚えていくので、記憶に定着しやすいです。
私はこのビニエットを声に出して読みながら、覚えるようにしています。
句動詞の説明
ビニエットで登場した句動詞は、次の章で説明されていますが、それぞれの場面に沿って説明しているので、こちらもわかりやすく、覚えやすいと思います。
説明の後には、登場してきた句動詞とその説明が表になっているので、それを使って、自分がちゃんと覚えているかどうかチェックできます。
クイズ
ビニエットとその説明の章の次には、登場してきた単語を使った文のクイズ(10問程度)があります。
文章の一部が空白になっていて、その部分に当てはまる句動詞を選択肢から選ぶ、という形式です。
一通り覚えた直後は簡単ですが、数日経ってから復習すると、ちょっと忘れかかっている事に気づきます。
私は、ビニエットを読んだ直後、1日後、1週間後、1ヶ月後にそれぞれ復習するようにしています。
ライティング練習
最後の章には、ビニエットに登場した句動詞を使って文章を書く練習があります。
だいたい、各単元毎に7,8個ほどの質問が書かれていて、その質問に答える形で文章を書いていきます。
ちょっと時間はかかりますが、文章を書く練習になるので、毎回ノートに書くようにしています。
2周目に挑戦
この本の中には、30単元のレッスンがあり、500個の句動詞や、句動詞から派生した名詞を学ぶ事ができます。
実際の会話でも、アメリカ人の同僚が、この本の中に出てきた単語を使っている場面があり、
「あ、あの本に載っていた句動詞だ。」
と、ちょっと嬉しくなる、という経験が何度かありました。
そしてそういった単語は、後になってもやっぱり記憶に残っており、自分でも使えるようになっています。
1周目が終わりましたが、完全に覚えていない句動詞もあると思うので、もう1周勉強しようと思います。